3.22

送別会をしてくれた、6時から11時までしゃべり通した。


お財布には1000円しか入ってなかった。

優しい人たちなのでそれを言わなくても全部ご馳走してくれた。

財布を出す素振りをみせたときは緊張したが助かった。


こういう人生を生きている。


チェーンの居酒屋のご飯は美味しいとも言えなかったし何を食べたか記憶にも残らない、けど優しい人たちと話せてよかった。


シェアした食事ばかりで飲み足りないし食べ足りなくてもらったクッキーを貪っている、みっともない。

3.21

お金の計算が壊滅的にできない、いろんなところで時間とお金を無駄にしている。

クリーニング屋に引き取りに行くためにバスに乗った、仕上がるまで時間があるので近く、といっても歩いて10分のカラオケで時間を潰そうと思っていたけど思うように部屋が空いていなくてファミレスとマックで2度の食事をした。

計画することができなくてそういうところがとてつもなく下手だ。
結局おろしたお金をほとんど使い果たしていた。

フルートを思い切り吹きたかっくて背負っていった。
引っ越してからもカラオケで笛を吹こ。

仕事辞めることができてよかった。

最後に上司の配偶者が源氏物語の有名な研究者だと知った、だからなんだというのだ。

3.19

当日中に受け取れるというクリーニング屋は日曜日は対象外だった。


バスを使って街へ出て髪の毛を切った。髪の毛を切って挨拶の品を追加で買ってお昼ご飯を食べたらそれだけで帰りのバス代がなくなった。


髪の毛をめちゃくちゃにされて眉毛が細くなった。


どうしてこんなにもお金がかかるんだろう。郵便局は開いてなくて結局コンビニで2回もATMを使った。日曜日。ツメが甘い。


春コートのボタンがとれた。

就活用に買ったベージュのトレンチコート、7000円くらいしたのに何もかもが杜撰なコート。

わたしと同じだ。


ボタンがコロコロ転がっていくのをとめられなくて最後は側溝の水の中に落ちていった。

なにこれ、わたしの人生じゃん。


明日仕事に行けばおしまいなのだ。

その後のことはその後考えればいい。


さようなら。




3.18

明日休んでその次1日働けば辞められる。ようやく。

今日は急に誘われてラーメンをご馳走してもらった。
微妙な距離感の先輩、今日初めて年齢を知った。29歳。

色んな人から贈り物をもらう。どれも自分の好みじゃない。そりゃそうだ。誰も私のことを知らないし。
安易に贈られるうつわたち。
猫、水玉。猫好きな人だから猫グッズが好きだという思い込みは大きな間違いである。
猫の柄というのは全然好きじゃない。
うつわというのはとても安易だがそれらしく見える。
一人暮らしで3つめだ。
もらったものというのは意味が込められてしまう。
安易なのに重たいものとしてのこり続ける。


ー辞めても色々頼るかもしれません
最悪だな。

さようなら。



3.14

ララランドを見た。

レモンのワンピースを買った。
面接用に鞄と靴を買った。
退職の挨拶の菓子折りを買った。

担々麺と小籠包、杏仁豆腐、ワッフルとお茶を飲んだ。

ララランド、作ったひとがやりたかったこと全部詰めた映画だなと思った。

26日に高校時代の友人たちと会う。
唐津展の最終日だ。
必ず見てから行こう。

同期の友人を大塚国際美術館に誘おう。

お金を貯めて、遠くの美術館に行くこと、
小山冨士夫のぐい呑みを手に入れること、
英語とお茶とフルートを練習すること、
新しい仕事についてお金を貯めて、目標を達成しよう。

3.13

恋人とみた工芸の現代、のなかで截金ガラスというのを初めて見た。


彼と会っていたときは彼のことしか考えてなかったけど、今日その作品を思い出してみるみる美しさの記憶が蘇って取り憑かれてしまった。


ミュージアムショップでは截金ガラスの猪口が売っていた。

1つ約10万円。赤シールは付いてなかった。2人で良いお値段だね、と言ったあと展示品はいくらなんだろう、知ったところでどうすることもできないのだけど、という話をした。


作家を調べたらまだ40代の女性だった。麗しかった。

人間国宝のえりさよこさんのお弟子さんだった。彼女もきっとそのうち人間国宝になる。

あの時近くでもっともっとよく作品をみなかったこと、ほとんど値段しかみなかったこと、手が届かないと思ったことが急に惜しくなった。


思い返してとてもほしくなってきた。まだ赤シールは付いてなかったのが余計に惜しい。


後から思い出してどうしてもほしくて忘れられないものというのがある。

渋谷の瀬戸物やでみつけた硝子の猪口。

桐の箱にはいっていた。おそらく江戸時代の。

あの文様を見たことがある。とても柔らかい線と軽い感覚が忘れられない。

1万円。買えない値段じゃない、でも自分の低い給料のことを考えると手が出せなかった。

恋人へ贈る器を選びにきたのだった。自分のものを買う余裕も、その美しい器を恋人のプレゼントにしてしまうこともできなかった。


ずっと心残りになってる。


いま思うと、それはどちらもとんでもなく安かったのだ。きっと将来今以上の価値になるものだった。


心残りリストにもうひとつが加わってしまった。


3.12

職場にたくさんのアメリカ人がやってきて楽しかった。

そういう対応は私が任される、みんなやりたがらないのだ。英語はあまり話せないけど異国の人とやりとりするのは好きだ。


お見送りするときに投げキッスをしてくれた人がいてかわいかった。

それだけで今日1日良い一日だったとおもう。

もっと話せるようになりたい、こういう場面ではこういう言葉を使えばいい、反省したり勉強になったりいろいろあるけど私はもうすぐ辞める。


異国の人たちが興味津々にしてくれるのは嬉しい。

気楽になんでもできるところがほしい、気楽に英語を話せる場所、気楽にフルートが吹ける場所、気楽に茶道ができる場所。

その道を極めるという重たいものじゃなくて、ふらっと、適当に続けられる場がもっと必要だ。


だいたいなんで極める必要があるんだ、適当にやっていきたい、趣味なのだから。